【ポケモンSV S5 最終771位】高数値ディンルースタン
はじめまして、くもさとしです。
今回はポケモンSVにて、目標の一つということにしたであった、最終3桁を達成できたので、記念に構築記事を書こうと思います。
もしこの記事を読んでくれる強者の方がいたら、3桁の人はこんなこと考えてるんだなーって感じで見てくれると嬉しいです。
【並び】
【結果】
最高 最終 レート1940
最終 771位
【コンセプト】
【構築経緯】
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軸
まず、四災解禁シーズンということで、せっかくならパオジアン、チオンジェン、ディンルー、イーユイのうちどれかを構築の軸として考えたかった。
このうち、もっとも数値に理不尽さを感じ、かつ安定した選出率を見込めそうなディンルーを構築の軸とした。
次に、以前のシーズンから、このゲームはいかに上手くハバタクカミを通すかで勝敗が決まると考えていたため、盤面の荒らし性能の高いディンルーと合わせて強力なスイーパーとなれる、ハバタクカミを採用。
ここまでで、環境に多かったテツノドクガやイーユイなどといった特殊高耐久、高火力のポケモンに対する打点に乏しいと感じたため、これらのポケモンに役割を持てるカイリューを採用。
合わせてカイリューとの相性補完に優れ、フェアリーの一貫を切ることができ、また搦め手を軸とするポケモンに無類の強さを発揮するサーフゴーを採用し、上記4体を構築の軸とした。
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補完枠
上の4体だと相手の初手ロトムが重く感じた。そこで、持ち前の特殊耐久と火力でロトムなどの中耐久ポケモンに殴り勝つことができ、また、全体的に重かったパオジアンに対しても先制技を半減で受けながら殴れて、さらにハバタクカミと同様に強力なエースとなれる草テラススカーフイーユイに目が付き、採用した。
最後に、もともと壁展開などはディンルーのふきとばしで対策しようとしていたが、それを警戒してか1体目でどくびしを撒き、2体目で起点を作り、3体目で積んだりしてくる構築が一定数存在したため、相手のラスト1体に対して強力な効果を発揮する呪いを使うことができるゴーストテラスキョジオーンを採用。
以上6体で構築を完成とした。
【個別紹介】
ディンルー@オボンのみ フェアリーテラスタル
努力値:257(212)-138(60)-173(100)-*-116(124)-67(12)
技:じしん / カタストロフィ / ステルスロック / ふきとばし
HB-あまり
A-無振りパオジアンを地震で確定2発
HD-ハバタクカミのムーンフォースをオボン込みで2耐え
S-同速意識
構築の軸、数値のバケモノ、絶ボンの申し子。
先発要員としてもクッション要員としても超一流で、出せば必ず仕事をしてくれた。
このポケモンとカタストロフィの相性が非常に良く、タイプ一致の地震と合わせて大体のポケモンに殴り勝てる。四災の中で一番カタストロフィを持たせちゃいけないポケモンだと思った。
また、テラスタルとの相性も良く、弱点をつかれなければ5回くらいは行動できるので、存分に盤面を荒らしてくれた。ただ、ラス1でディンルーが残るとちょい弱いので、試合の中でしっかりと仕事をさせきることが重要だと思った。
チョッキ型の採用も考えたが、物理方面が意外に脆くなってしまうのと、結局やることが単調になってしまい、上手く扱えなかったので採用を見送った。
選出率1位
ハバタクカミ@ブーストエナジー フェアリーテラスタル
努力値:151(164)-*-95(156)-171(124)-156(4)-179(60)
技:ムーンフォース / シャドーボール / あまえる / いたみわけ
H-8n-1
HB-無補正252振りディンルーのヘビーボンバーを甘える2回で2発だいたい受けきれる
C-あまり
S-最速110族抜き
このゲームの神。
本来のスイープ性能に加えて、甘える+痛み分けでありえないところから勝ちをもぎ取ることができる。
一方で、火力と素早さを削っているのでミラーに弱かったり、ドクガやイーユイに殴り負けてしまう場面もあったので扱いが難しかった。
ただ、やはりブーストエナジーのS上昇から甘える+痛み分けは強力だと感じたので、もっと練度を上げたい。
選出率4位タイ
カイリュー@こだわりハチマキ 飛行テラスタル
努力値:195(228)-204(252)-115-*-120-104(28)
H-あまり
A-ぶっぱ
S-準速55族抜き抜き
結局強かった最強の600族
型は当初は身代わりを採用して受けポケモンへの性能を上げようとしていた。それはそれで強い時もあったのだが、どうにも火力が中途半端なのと、本来の役割対象であるテツノドクガに普通に上から殴られて死亡するケースが多く、ずっと迷走していた。
結局、最終日の夜中に高火力の神速を打てる型が一番強いんじゃね?と思い、鉢巻型に変更したところ、これが構築にうまくかみ合い、最終3桁に大きく貢献してくれた。
この型が強かった要因として、神速が偉いのももちろんあるが、環境に飛行テラバが一貫してたのが大きかったと思う。あのディンルーに対しても十分な打点として機能してくれた。
甘えるを打たれるとCの個体値によってはテラバが特殊技になってしまうようなので注意。
選出率2位
サーフゴー@ゴツゴツメット 飛行テラスタル
努力値:193(244)-*-161(252)-154(4)-112(4)-105(4)
技:ゴールドラッシュ / シャドーボール / わるだくみ / じこさいせい
HB-できるだけ高く
C,D,S-あまり
結局最強だったポケモンその2
主にコノヨザル入りや受け構築に対して投げた。やはりこの唯一無二の特性が強すぎて、舐めた選出をしてきた相手にはこのポケモン一匹だけで勝ててしまうこともあった。
持ち物は当初カイリューにゴツゴツメットを持たせていた関係上、隠密マントを持たせていたのだが、如何せん生きる場面が少なく弱かった。しかし、カイリューの変更に伴いゴツゴツメットを持たせたところ、構築全体で重めだったマリルリやイルカマンに対する受け性能が大きく上がった。
特に恩恵を感じたのは環境に多かった初手タスキコノヨザル展開に対して、こちらが悪巧みからシャドボを打ち、相手がふんどを打ってくるタイミングで自己再生を押すことで、タスキを削りつつ体力を確保できるので、Cが2段階上がった状態でほぼ無償突破したような状態になり、非常に強力だった。
あと相変わらずゴールドラッシュとかいう技が強すぎる。
選出率4位タイ
イーユイ@こだわりスカーフ 草テラスタル
努力値:159(228)-*-103(20)-187(116)-141(4)-138(140)
技:かえんほうしゃ / あくのはどう / サイコキネシス / テラバースト
HB-鉢巻ノマテラカイリューの神速確定耐え
C-あまり
S-スカーフで最速ツツミ抜き
思ってる1.5倍の火力が出るポケモン
もともとこの枠はテツノドクガと迷っていたのだが、耐久に振ろうとするとどうにも火力が中途半端になってしまうのが嫌で、試しにスカーフイーユイを使ってみたら想像以上に使い勝手が良く、最後まで構築に入っていた。
実際火力自体はハバタクカミよりも出ていたし、スイーパーとしての性能で見たらこちらの方が高かった。
技についてはメインウェポンとテラバは確定として、最後の1枠に多少悩んだが、サイコキネシスにしてみると毒タイプへの打点として機能することがあり、ドオーや毒テラスした相手に押していけるのが偉かった。
また、草テラスとの相性が非常に良かった。
地震を半減にできるのは勿論、イルカマンのジェットパンチを半減で受けてテラバーストで返り討ちにできたり、キノコの胞子ややどりぎのタネに対する相手視点から見えない対策となるのが強力だった。
選出率3位
キョジオーン@たべのこし ゴーストテラスタル
努力値:207(252)-120-151(4)-*-154(236)-57(12)
技:しおづけ / まもる / のろい / じこさいせい
HD-できるだけ高く
S-同速意識
置物枠
採用理由は構築経緯の通りだが、最終日にそれっぽい構築と当たることはなく結局一度も選出することはなかった。
この枠に関しては一考の余地が大いにあるが、選出誘導枠として十分な働きをしてくれたでしょう(?)
選出率6位
【選出】
- 基本選出
ディンルー+カイリュー+ハバタクカミorイーユイ
- コノヨザル、マリルリ、イルカマン、強い搦め手入り
サーフゴー+@2
- 受け構築
サーフゴー+カイリュー+イーユイorキョジオーン
【あとがき】
この構築は自分が組んだ中でもなかなか手ごたえを感じていて、実際今までで一番良い結果を残せているわけですが、こうして構築記事を書いているとまだまだ改善の余地があるように思えてきました。
本来はレート2000を目標にランクマッチをやっていたので、もっと対戦数を重ねて構築をブラッシュアップできてたらあるいは...ということも考えなくはないですが、今はこのシーズンをやり遂げた、ということをしっかりかみしめようと思います。
なんだか大げさになってしまいましたが、とりあえず楽しかったです!
☆Special Thanks☆
最終日配信を見ててくれた人